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「老化とダイエット」2024年 文月

 

中年太りは「代謝の低下」が原因ではない…!
最新科学で分かった「老化」と「ダイエット」にまつわる内臓の話。

 

ジェットコースターで結石を出す、うんちを移植してガンや認知症を治す、
万引きや虐待の時に活性化する脳の部位がある…。
こうした研究は実際に存在するものです。

 

そして、最先端の研究分野ではこのほかにも身体や病気について
次々と新しい事実が明らかになっています。

 

そんな“人体の話”をまとめた本が
「ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。」
(岡山大学大学院教授の中尾氏と脳神経科学者の毛内氏:共著)

 

年をとっても代謝は落ちない

私たち現代人にとっての永遠のテーマともいえる老化とダイエットにまつわる内臓の話です。
「内臓年齢」や「内臓脂肪」などの言葉が示すように内臓と老化・ダイエットの関係は
もはや常識といってもよいでしょう。

 

しかしその常識、どこまで最新の知識にアップデートできていますでしょうか?
「中年以降は太りやすくなる」という言葉を聞いたことがあると思います。

 

ぽっこり出たお腹に象徴される中年太りの原因は、
年を重ねることによる代謝の低下だと言われてきました。
しかし、これまで代謝率が年齢ごとにどう増減するかというのは、
実はほとんどわかっていませんでした。

 

アメリカ合衆国のデューク大学らが調査したところ、
驚くことに、代謝率は20代~50代の間は落ちないことが判明しました。

 

これまで私たちがしていた「中年になると代謝が下がるから太っても仕方ない」
という言い訳はもう通じなくなります。

 

総エネルギー消費量は、基礎代謝量と食事誘発性体熱産生
(食事後に静かにしていても勝手に上がる代謝量)
および身体活動によるエネルギー消費量に分けられます。

 

我々が中年以降に落ちると思っていた「代謝」というのはこのうちの「基礎代謝量」で、
つまり、何もしなくても身体が勝手に消費するエネルギー量と考えて差し支えありません。
それは生きるために必要な最低カロリーのことを表します。

 

食事誘発性体熱産生は、食後に食べ物を消化・吸収・運搬する際に熱が発生し、
それによりエネルギーが消費されることをいいますが、
私たちが摂取するエネルギーの6~10%が食べ物を消化するために使われています。

 

また、身体活動による消費は、文字通り歩行や運動、仕事や姿勢を保持することで、
筋肉を使う身体活動による消費が含まれます。

 

代謝率はいつから低下するのか?

それでは、これらの代謝率は、年齢とともにどう変動するのでしょうか?

 

デューク大の研究チームは、29カ国を対象に、生後8日~95歳までの人、
計6421名の膨大なデータを収集、分析しました。
各人の1日の総エネルギー消費量を測定するため、
対象者に「二重標識水(Doubly-Labelled water、DLW)法」を用いています。

 

DLW法は、自然界にたくさん存在する水素と酸素とは少しだけ形の違う
水素と酸素から作った二重標識水を飲んでもらい、
それがどれだけ早く尿や呼気から排出されるかを調べることで、
体が消費する1日のエネルギー量(=代謝率)を測定する方法です。

 

これにより、生きるために必要なエネルギー量だけでなく、
1日に消費されたすべてのエネルギー量が算出できます。

 

結果、人の代謝率は乳幼児期にピークを迎え、
20代までに約3%低下することが判明しました。
10代は成長期にあたりますが、思春期の体重あたりの1日の必要カロリーの増加はなく、
「代謝の急上昇」は見られませんでした。
成長期でモリモリ食べて代謝もどんどんするような世間一般のイメージは、
基礎代謝においては見られなかったのです。

 

代謝率が最も大きく変化するのは、生後1年の間であり、
1歳児は、大人に比べると体格比で約50%も多くエネルギーを消費していました。
そして、20代~50代の間は、代謝率が最も安定し、
低下することなく横ばいになっていたのです。

 

また、他の要因を考慮しても、男性と女性の代謝率の変化には、
実質的な違いがありませんでした。
つまり、中年太りは、代謝の低下が原因ではないと考えられます。

 

では、代謝率はいつから低下するのでしょうか?

 

データ分析の結果、代謝率が明確に下がり始めるのは60歳を過ぎてからでした。
60代に達すると、人の代謝は1年ごとに0・7%ほど低下するとのことです。
それでも低下率はわずかなもので、大きな急落はありません。

 

しかし、90代に入ると、1日に必要なエネルギー量は、
中年層に比べ平均26% 少なくなっていました。
これは、筋肉量が少なくなるだけでなく、細胞の働きが鈍くなるためです。

 

もちろん、元気に自立して自宅生活をしている高齢者と
寝たきりの施設入居者との差は大きく、
個人差があることは明確であることも付け加えておきます。
「基礎代謝は年齢を重ねても意外と低下しない」という残酷な事実が、
諦めずジムや食事制限で体型を維持するモチベーションになればいいと思います。

 

 

現代ビジネスWebページ 参照

 


 

 

暑中お見舞い申し上げます。m(_ _)m

natu1

 

 

梅雨とはいえ暑い日が続いていますね、お身体ご自愛下さい。

 

今回は「年をとっても代謝は落ちない」「代謝率はいつから低下するのか?」
老化とダイエットにまつわる内臓の話などを拾ってみました。

 

薄着になる夏、急激なダイエットは色々なリバウンドが出そうですからね。。。
「継続は力なり」日々の生活が体型に出ぬよう...。

 

ご参考までに・・・
つづく。